今回、人と人がつないでくださったご縁のなかで、CHANTさんのシャンプーバー「TANE」と「KIYOME」を提供いただきました。
初めてシャンプーバーというものを使いました。髪の毛・顔・身体に使えて、こだわり成分のシャンプーバーは多くの人におすすめできます。
- 敏感肌やアトピーの人
- ズボラでミニマリストな人
- 熱量のある生産者さんから買いたい人
- 環境にも人にも優しい商品を求めている人
商品のクオリティもさることながら、商品開発の物語や起業のきっかけにも共感しました。
CHANTさんのシャンプーバー「TANE」「KIYOME」をレビューします。
CHANT(チャント)のシャンプーバーとは
シャンプーバーを知っていましたか?私は石鹸と同じだと思っていました。
シャンプーバーと石鹸は別物
作り方も成分も全く違うのが、シャンプーバーです。
シャンプーバー | 石鹸 |
ココナッツ由来の洗浄パウダーと オイルとクレイを練って押し固めたもの | 油を苛性ソーダでで固化したもの ※苛性ソーダは強アルカリ性の化学薬剤 |
【CHANT(チャント)】シャンプーバーの特徴
- 顔・髪の毛・身体に使える
- 日本古来の厳選した原料
- 国内で手作り製造
- 自活力を高める
- エシカル商品
- 「TANE」と「KIYOME」の2種類ある
顔・髪の毛・身体に使える
美容成分がたっぷりなので、泡パックもできます!
顔も髪の毛も体にも使えるオールイワン。管理がラクな上、これひとつで全部できるなんて最高ですよね。
日本古来の厳選した原料を使用
- 椿油、椿の種[東京都・大島]
- 熟成酒粕エキス[山形県・鶴岡]
- エプソムソルト海洋深海水[兵庫県・赤穂]
日本人の肌や髪にあった美容成分として、古来から続くものを選んで使っています。
国内で手作り製造
凝固剤を入れずに作りたい!
そんな想いから大量生産ではなく、国内の工場で職人さんがひとつひとつ手作りで作っています。だからこそ、ひとつひとつにちょっとした味があるのです。
自活力を高める
オールナチュラルな成分
植物由来成分100%でできています。添加物を表面でごまかすのではなく、本来の肌や髪の芯から強くする。自活力を高める商品です。
エシカル商品
- 外装にプラスチックが使われていない
- 生分解をする天然成分を使用
自分に優しいだけじゃない、地球にも優しい商品です。
「TANE」と「KIYOME」の2種類ある
違いや感想は後ほど紹介しています。
シャンプーバーを初めて使ってみての率直な感想
- しっかり泡立つ
- キシキシしない
- 全身に使えるので管理がラク
- キュキュッと感はない
ちなみに私は、湯シャンと肌断食をしています。
しっかり泡立つ
少量でちゃんと泡立つ
正直もっと泡立たないと思っていました。過去に使った石鹸は全然泡立たなかったのに、チャントさんのシャンプーバーは本当に泡立ちます。
しかも少量でいいんです。少量なのに泡立つから、逆につけすぎ・使いすぎには注意が必要です。
キシキシしない
石鹸で洗ったときのキシキシ感がない
石鹸で髪の毛を洗ったことがありますが、かなりキシキシしました。石鹸で髪の毛を洗うことは私には合いませんでした。
このシャンプーバーはキシキシ感がありません。いつも髪の毛を洗ったあとは、乾燥してしまうので無印良品のホホバオイルを使っています。ですが、シャンプーバーを使ってから、オイルが必要なくなりました。
私は髪の毛も肌も乾燥肌なので、これには驚きです。
全身に使えるから管理がラク
髪の毛も顔も身体もこれひとつでOK
全身に疲れるので、管理がとてもラクになります。お風呂場には、シャンプーバーひとつでOKです。
リンスがなくても潤いが保たれます。
キュキュッと感はない
洗浄力はそこまで高くない
適切な潤いが保たれます。なので逆にキュキュット感がありません。これが物足りなく感じる人も、なかにはいるかもしれません。
メイクには化粧落としは必要ですし、石鹸落ちの日焼け止めは多少残っている感があったのが正直な感想。
私は石鹸落ちコスメを使っていますが、メイクには残っている感はありませんでした。
「TANE」の特徴と使った感想
実際にTANEを2週間ほど使ってみました。特徴や感想をレビューしていきます。
「TANE」の特徴
- さっぱりタイプ
- 無香料
- 低刺激・弱酸性
アトピーの息子さんのために作った赤ちゃんにも使える全身シャンプーバー。炎症に効果のあるサポニンが含まれた椿のタネが配合されています。
成分一覧
TANEだけに入っているのは「椿の種パウダー(洗浄成分)」です。
有機栽培でも使われる栄養豊富なパウダー。TANEを使ったときに感じるツブツブした成分は、椿の種パウダーです。
ココイルイセチオン酸Na、コメヌカ油、海水、カオリン、硫酸Mg、ベタイン、グリセリン、ツバキ種子、ツバキ種子油、クエン酸、トコフェロール、BG、酒粕エキス
「TANE」を使った感想
実際に2週間以上、TANEを使ってみました。使ってみての率直な感想です。
バランスがいい
潤いとさっぱりのバランスがよき
髪の毛に使ってもパサつきませんでした。もちろん、皮脂汚れや汗はきちんと落ちている感があります。
私は乾燥肌なので、どの石鹸やボディーソープを使っても乾燥します。けれどTANEを使うとつっぱり感がありませんでした。
洗っている時に少し泥っぽい匂いがする
洗い上がりは匂いなし
シャンプーパーはオイルとクレイ(泥)を固めたもの。洗っているときに、ちょっぴり泥の匂いがします。
けれど洗い上がりは何の匂いもしません。
コストパフォーマンスがすごい
低コストで提供してくれている
チャントさんはまだ小さな会社。小さな会社だと商品を作ると単価が高くなるのはみなさん想像できますよね。小ロットなのに、コストを下げて提供してくれています。
シャンプーバーは全身に使えて、約2ヶ月持ちます。2,480円(公式サイト)なので、1ヶ月1,240円。
[洗顔料・シャンプー・リンス・ボディソープ]をひとつでまかなえるなら、お財布にも持続可能な金額です。
「KIYOME」の特徴と使った感想
TANEに続き、KIYOMEを使いました。詳細をレビューしていきます。
「KIYOME」の特徴
- しっとりタイプ
- 浄化の香り
- 髪と肌の弾力と潤いUP
水を使わず、山形県鶴岡市の熟成酒粕エキスで作った、アンチエイジング用。美容洗顔クオリティの泡で全身美白保湿しながら洗えます。デリケートゾーンもOKです。
成分一覧
KIYOME 7つの美容成分
- 熟成酒粕エキス
- アルガンオイル
- 椿油
- ライスブランオイル
- ひまわり油
- 海洋深層水
- 天然クレイ
アルガンオイルとひまわり油は、保湿効果の高い成分。TANEには入ってません。
ココイルイセチオン酸Na、コメ発酵液、硫酸Mg、コメヌカ油、カオリン、アルガニアスピノサ核油、グリセリン、ベタイン、ハイブリッドヒマワリ油、ツバキ種子油、酒粕エキス、ローマカミツレ花油、ビャクダン油、ベンゾインガム、DPG、ハッカ葉油、トコフェロール、クエン酸、塩化Na、BG
「KIYOME」を使った感想
KIYOMEも2週間ほど使ってみました。率直な感想です。
潤いが違う
潤いがある
TANEは適度な潤いが残っている感覚でしたが、KIYOMEは潤いが足されているような感覚です。
顔や身体もさることながら、髪の毛に実感がありました。触るとツヤっとしている、翌朝もツヤっと感が保たれている感じです。
乾燥しがちな私の肌質や髪質には潤いを与えてくれます。
匂いが好き
4種の精油の天然アロマ
- ベンゾインガム
- サンダルウッド
- カモミール
- ペパーミント
私は基本匂いは苦手です。洗濯では柔軟剤も使いませんし、香水も使いません。
ですが、KIYOMEの香りは好きです。洗っているときはほのかに香りますが、洗い上がりは匂いはほとんどしません。
白檀・安息香・薄荷などの和精油をブレンドしたウッディな浄化の香りで、心身ともに癒やされます。
金額がちょっぴりお高め
保湿効果の高い高級なオイルを使っているから
TANEに比べて約2倍の値段がするのがKIYOMEです。この2つの原料が効果になる理由。
- アルガンオイル(保湿剤)
- TANEの10倍量の熟成酒粕エキス(保湿剤)
アルガンオイルは食用油の50倍の金額、モロッコにのみ生息する稀少な樹です。美容に良いとされて需要が高まり、高値で売買されています。
熟成酒粕エキスは、山形県の老舗酒造「渡會本店」さんが、江戸時代から続く伝統製法で作るエキス。1,000時間の低温熟成で得られるエキスは、機械で大量生産されるエキスとは含まれる天然成分が違います。
保湿成分を惜しみなく詰め込んだ結果、TANEに比べて価格が高いのです。
チャントさんのシャンプーバーを推す理由
CHANT代表の谷岡さんと、一度ZOOMでお話しをさせていただきました。明るくてほがらかで素敵な人。
TANEが生まれた背景や、起業のきっかけは谷岡さんの人柄や人生観がにじみでます。
「シャンプーバー配り人になってるのよ」と笑顔でおっしゃる姿が、本当に自分が納得のいく商品を提供されているんだなと胸が熱くなりました。
TANEを作り始めたきっかけが素敵
きっかけは息子さんのアトピー
ハイハイをするころからのアトピー。名医を探して地方移住したり、アトピーに効く温泉と聞いて行ったり、市販のアトピー用洗浄料は知るもの全てを試します。それでもなかなか良くならず、悩む毎日だったそうです。
アメリカの友人から、シャンプーバーというのを聞き、当時の日本では手に入りにくく自分で作られました。作り方や材料、炎症に良い成分、界面活性剤の種類など色々なことを学びます。
試行錯誤しながら、炎症を鎮めてくれる椿油と椿の種を使った無香料・無着色のTANEができました。
TANEを使うと、息子さんが痒がらなくなったことで効果を実感。治る暇なく続く負の無限ループから抜け出し、毎日大量に使っていた包帯や絆創膏の消費量が激減。
家庭で息子さんのために手作りをして使い続けていたTANE。家族や友人からの勧めで、「私達と同じように困っている人の助けになるかもしれない!」と、商品化することを決意。
親子で二人三脚の事業展開
企業のきっかけは、息子さんの不登校
息子さんが中学生のころ、ちょっとしたきっかけで学校へ行けなくなってしまいました。
このまま息子が一生こもっていたらどうなってしまうのだろうと不安になった代表は、せめて将来一人になっても生きていけるだけの社会経験を積ませてあげたいという思いに。
「商売というものを一緒に勉強してみようよ!」と、趣味で作っていた雑貨を持ってバザーやマルシェに出店。雑貨や絵は売れませんでしたが、“シャンプーバーなら欲しい”と商品化をすすめられたことがきっかけになります。
「どうせやるならちゃんとやりたい。だったら事業化してしまおう」ということでCHANTが生まれます。
TANEのパッケージも息子さんのアドバイスを採用。最初は白地のシンプルなパッケージでしたが、「椿だし目立つように赤の方がいい、椿の花を入れた方がいい」と言った息子さんの意見を取り入れ、今のパッケージを一緒に作られます。
親子二人三脚で歩まれている姿、本当に素敵です。
シャンプーバーを検討している人にアドバイス
TANEには優しく洗い上げるための成分、KIYOMEには肌が喜ぶ成分が多く含まれています。
TANEとKIYOMEどっちがいいの?
敏感肌には「TANE」(無香料)、乾燥肌には「KIYOME」
TANEがおすすめな人
TANEは肌を優しく洗浄するために必要な成分だけを含んだ石けんです。肌トラブルを起こしやすい敏感肌の人は、TANEで優しく洗浄するのがおすすめ。
KIYOMEがおすすめな人
KIYOMEはTANEに比べて保湿効果を高める成分が多く含まれています。乾燥しがちな肌には、KIYOMEの保湿がおすすめです。
まずはTANEから使ってみる
TANEから使えば、スモールスタート
そうはいってもTANEとKIYOMEの値段は2倍違います。まずは、TANEを試してシャンプーバーというものを体験してみる。
そこでちょうどよければそのままTANEを、潤いを足したかったらKIYOMEを購入するのはいかがでしょうか。
私も「TANE」→「KIYOME」の順番で使ってみました。
無印良品の泡立てネットで管理がラクに
ズボラ民におすすめ
固形のシャンプーバーの置き方について。CHANTさんでも、シャンプーバーホルダーや泡立てネットを取り扱っています。
ズボラミニマリストの私がおすすめする保管方法、落ちないS字フックと無印良品のネットの組み合わせ。
無印のネットは保管+泡立てができる優れもの。錆びないS字フックにかけることで、フックが取れる煩わしさから解放されます。おすすめですよ。
色んな場所で買える
今後は楽天でも販売する予定です。
公式LINEから購入すると、お得な情報や最新情報がありますのでぜひ登録してみてください。
\ LINEからの注文で泡立てネットプレゼント /
全身シャンプーバーTANEとKIYOMEをレビュー
今回、人と人がつないでくださったご縁のなかで、CHANTさんのシャンプーバーを提供いただきました。
初めて使ってみましたが、全身に使えて成分のいいシャンプーバーは自信を持っておすすめできます。
今の時代、何を買うかよりも「誰から買うか」だと、つくづく感じています。熱意と愛情たっぷりのCHANTさん、これからの発展が本当に楽しみです。
シャンプーバーに興味が湧きましたら、ぜひ使ってみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。