楽天銀行を事業口座として開設。メリット・デメリットと注意点を解説!【フリーランス】

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副業や個人事業で収益がで始めると、事業用の口座が必要です。

開業1年目の私は、【楽天銀行の事業用口座】を選びました。

  • 楽天銀行のメリットとデメリットを先に知っておきたい
  • 楽天銀行とビジネス口座の違いってなんなの?
  • 楽天銀行を作ろうとしているけど、注意点ってある?

事業用口座を作りたいと思い、たくさん調べた内容。

実際に楽天銀行を事業用として使ったからこそわかったことをまとめました。

を徹底解説します。

正直、全ての点がよい事業用口座はありません。

どこを妥協できるのか、どこが優先順位が高いのかが大事になります。

それでは詳しく解説していきます。

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目次

楽天事業用口座のメリット【個人事業主】

  • 各種手数料が安め
  • 個人事業で使っている人が多い
  • 口座名に屋号をつけられる
  • 小規模企業共済に対応している

メリット①:各種手数料が安め

事業用口座は、振込手数料も入出金手数料もかかる場合が多いです。

地銀に比べると安いですが、ネット銀行のなかでは抜群に安いとはいえない状況。

振込手数料

振込手数料金額
楽天銀行あて52円
他行150円(税込)(3万円未満)
229円(税込)(3万円以上)

入出金手数料

種類金額
出金220円〜275円
入金220円〜275円

GMOあおぞら銀行

振込手数料同行:無料、他行:145円
入出手数料(提携ATM)110円

PayPay銀行

振込手数料同行:55、他行:165円
入出手数料(提携ATM)165円(3万円未満)、0円(3万円以上)

メリット②:個人事業で使っている人が多い

私の周りでは、個人事業主や副業では楽天銀行を使っている人が多いです。

個人の楽天銀行を使っているので、事業用口座を申請しやすいのでしょう。

取引先から、楽天銀行を使ってほしいと言われる人もいるそうです。

メリット③:口座名に屋号をつけられる

楽天銀行は屋号をつけることができます。ただし、屋号のみの口座は作れません。

作れるのは、3パターン

  • 屋号+氏名
  • 氏名+屋号
  • 氏名

私も屋号付きの銀行口座を作成しました。

小規模企業共済に対応している

2023年9月〜楽天銀行でも小規模企業共済の取り扱いが開始

今までネット銀行は、対応していなかった小規模企業共済。

かけ金が全額控除できるため、節税対策になる制度です。

ネット銀行で小規模共済に対応している銀行はまだ数多くありません。

楽天事業用口座のデメリット【個人事業主】

  • 楽天銀行間でも振込手数料がかかる
  • ブラウザでしかログインできない
  • 出金手数料がかかる
  • 使える会計ソフトが限られる(マネーフォワード確定申告・弥生会計)

デメリット①:楽天銀行間でも振込手数料がかかる

楽天事業用口座は、手数料が52円かかります。

ネット銀行は、同行同士は手数料がかからないことが多い印象。

個人の楽天銀行同士はかかりませんが、事業用の口座から振り込む場合は手数料がかかります。

個人間でお金の移動が場合は、まとめて振込をするようにしたいと思います。

楽天事業用→楽天個人に振込する予定

デメリット②:ブラウザでしかログインできない

アプリ版はなく、ブラウザでのみログインができます。

普段は楽天銀行も住信SBIネット銀行もアプリで操作しているので、少々面倒に感じます。

デメリット③:出金手数料がかかる

ほとんどのネット事業用口座は出金の際、手数料がかかります。

事業用楽天銀行は、220円〜275円かかります。

その金額をかからないために、

  • 楽天事業用口座から楽天個人口座へ振込【52円】
  • 楽天個人口座の無料範囲内で引き出し【0円】

現金が必要なときは、このように対応する予定です。

デメリット④:使える会計ソフトが限られる(マネーフォワード クラウド確定申告 弥生会計

楽天銀行と連携できる会計ソフトは、マネーフォワード クラウド確定申告 弥生会計です。

私は、マネーフォワードクラウド確定申告の会計ソフトを使っています。

選んだ理由
  • 金額が安い(年払いだと月980円)
  • 使っている人が多い
  • マネーフォワードMEを家計管理で使っている

副業や事業用の口座と会計ソフトはセットです。

この機会に、マネーフォワードの会計ソフトを契約しましょう。

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マネーフォワードの詳しい内容はコチラから

事業用楽天銀行を開設するときの注意点

楽天銀行を事業用口座にする注意点はです。

  • 会計ソフトfreeeと連携していない
  • オンラインで電子申告したら画面のスクリーンショットが必要
  • キャッシュカード発行はお金がかかる
  • 楽天カードの引き落とし口座にする場合の手続き

会計ソフトfreeeと連携していない

個人事業主として、会計ソフトを使って経理処理や確定申告をする人が多いと思います。

会計ソフトfreeeは、2022年2月24日をもって楽天銀行とのAPI連携を終了。

全く連携できないわけではないですが、少し面倒になっているそうです。

これから始める人にfreeeはおすすめではありません。

事業用楽天銀行を使う人には、クラウド会計ソフト「マネーフォワード」 弥生会計オンラインにする必要があります。

オンラインで電子申告したらメール画面の印刷が必要

個人ビジネス口座開設時に必要な書類は以下の通りです。

開設に必要な書類

  • 個人事業開業届(受付印のあるもの)コピー1部
  • 個人事業開始申告書(受付印のあるもの)コピー1部

私はfreeeでオンライン開業をしたので、受付印のある資料がありません。

その場合は以下の資料が必要になります。

オンライン開業した人の必要書類

  • 「個人事業開業届」または「確定申告書類(B票)」を送信したデータを印刷したもの
  • 受信通知メールを印刷したもの
    • 利用者認識番号
    • 受付番号(受認番号)
    • 申請日

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キャッシュカード発行はお金がかかる

開設が完了すると、郵送で資料が送られてきます。

そのときに同封されているのは、セキュリティカードのみ。

キャッシュカードを発行するには、発行手数料1,100円がかかります。

現時点では必要ないので、発行する予定はありません。

お金が必要な場合は、個人の楽天銀行に振込をして引き出す予定です。

楽天カードの引き落とし口座にする場合の手続き

楽天カードの引き落とし口座を、楽天事業用口座にする場合、時間と手間がかかります。

通常、楽天カードの引き落とし口座はネット上で変更手続きが完了します。

屋号が付いている場合、「屋号+氏名」になっているので本名と合致せずエラーになりました。

問い合わせをしてみると、郵送での変更手続きならできるとのこと。

ただし、変更手続きに1〜2ヶ月かかるので余裕を持って変更することをおすすめします。

楽天銀行と連携して使える会計ソフト【マネーフォワード・弥生】

副業で楽天銀行を使うようになると、避けて通れないのが確定申告。

自力でするには無理があるので、会計ソフトを契約して日々の仕分けや確定申告を行います。

有名な、会計ソフトは3つあります。

楽天銀行と紐付けするのにおすすめなのは、コチラの2つです。

マネーフォワード確定申告

金額

月払い:1,280円/月

年払い:980円/月

初心者は難しさもありますが、事業規模に合わせて変更できる万能な会計ソフト。

\ 無料で体験もできる /

弥生会計オンライン

金額

月払い:なし

年払い:2,166円+税/月

クラウド版とダウンロード版がある。ダウンロードはWindowsのみ対応

最初の1年間は無料で使えますが、翌年からは月に2,000円以上かかります。

会計ソフトを翌年から変更する可能性は低いので、金銭面では注意が必要です!

歴史のある会計ソフトなので、長年事業されている人は使っている人も多い印象です!

\ 1年間無料で使える /

楽天事業用口座を選んだ理由

楽天銀行を事業用口座に選んだ理由は3つあります。

  • クラウドワークスの手数料が安い
  • 経費カードを楽天カードにした
  • 個人の楽天銀行を使っている

クラウドワークスの手数料が安い

これが1番の理由でした。

開業当初のメイン収入はクラウドワークス経由で、継続しているライター案件。

手数料が安い、楽天銀行を選びました。

クラウドワークスの振込手数料

楽天銀行その他の銀行
100円500円

1回の振込みで400円も差があります。

2ヶ月に1度振込があると仮定すると

楽天銀行:600円
その他銀行:3,000円
差額:2,400円

扶養内フリーランスにとって大きな金額です。

事業用カードを楽天カードにした

経費用のカードは、楽天カードに。

普段は夫の楽天家族カードを使っているので、馴染みがありました。

年会費無料で、買い物は楽天市場でしています。

個人の楽天銀行を使っている

個人で所有しているネット銀行は3つあります。

  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • GMOあおぞらネット銀行

事業用口座は、【個人口座開設】→【事業用口座開設】という流れが多いです。

楽天銀行は使っていて、使いやすさがあるので事業用口座も楽天にしました。

他の2つの銀行も候補対象になっていました。以下で解説します。

楽天銀行の他に考えた口座【あおぞらネット・住信SBI】

候補となった事業用口座は2つあります。

GMOあおぞらネット銀行

Goodポイント

  • あおぞら銀行間なら振込手数料が無料
  • 屋号をつけられる

Badポイント

  • クラウドワークス手数料が高い
  • 個人のあおぞら銀行は貯蓄専用で使っていない

CWがメインではなかったら、こちらの銀行を選択しました

住信SBIネット銀行

Goodポイント

  • 個人用口座が使いやすくて大好き

Badポイント

  • 事業用は法人しか作れない

使いやすさNo.1だけど、法人しか作れず

【フリーランス1年目】事業口座は楽天銀行に決めた。

フリーランスは、ひとつひとつ「調べて」・「比較して」・「決める」ことが大事。

楽天事業用口座を使うのは、こんな人におすすめです。

  • クラウドワークスで仕事をしている
  • 個人の楽天銀行を使っている
  • 楽天銀行を使っている人と取引が多い
  • 入出金をほとんど行わない
  • 事業用口座から家庭用に頻繁に振り込む必要がない

現時点では、クラウドワークスからの入金が多いので使用しています。

ですが、状況が変われば銀行を変える可能性もあります。

現状に応じて、情報を取捨選択しながらフリーランス1年目を過ごしていきたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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