【扶養内フリーランス完全ガイド】開業する前の注意事項

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扶養内フリーランスという働き方を知っていますか?

扶養内フリーランスとは、会社員の夫(妻)に扶養されながらフリーランスとして働く方法です。

この記事では、扶養内でフリーランスとして働き出したいかたに向けて、開業届を出す前に確認しておく注意事項を紹介します。

開業届前の注意事項3つ
  • 開業届を出しても扶養から外れないかを確認する
  • 経費がどこまで認められるのか確認する
  • 扶養から外れるタイミングを確認する

どこに、どのように確認するの?

保険証の裏に書いてある健康保険組合に、電話で自分で確認してください。

前提条件
  • 夫(妻)が会社員の話
  • 個人事業主の扶養ではない

扶養内フリーランスのメリットは、「扶養内フリーランスのメリット・デメリット【税金・経費・開業】」で詳しく解説しておりますので、合わせて読んでみてください。

目次

扶養内フリーランスってそもそも何?

扶養には2種類あります。

  • 税制上の扶養(103万円以下)
  • 社会保険上の扶養(130万円以下)

①税制上の扶養(103万円以下)

扶養をしている人(会社員)が優遇される

世帯主の所得から、一定の金額を差し引くことができる制度のこと。

課税所得が減るので、[住民税]や[所得税]を抑えることができます。

②社会保険上の扶養(130万円以下)

扶養されている人にメリットがある、社会保険上の扶養

扶養者と同じ社会保険に加入でき、自分で社会保険料(年金・国民保険等)を納める必要がありません。

今回の『扶養内フリーランス』では、こちらの社会保障上の扶養の話になります。

扶養内フリーランス【開業前】必ず確認をすること

確認することは、以下の3点になります。

  • 開業届を出しても扶養から外れないか
  • 経費がどこまで認められるのか
  • 扶養から外れるタイミング

順番に解説していきます。

開業届を出しても扶養から外れないか

売上がゼロでも、開業届を出しただけで扶養から外れるケースがあります。

なので、開業届を出す前に必ず確認をするようにしてください。

理由として多いのは、開業できるなら扶養される必要がないとのこと。まずは扶養内で…と思っている人は、勢いで開業届を出すのは要注意です。

開業届をすでに出してしまった場合、廃業届を出すことで扶養から外れる人もいます

経費がどこまで認められるのか確認する

経費に関しては、組合によってかなりルールに違いがあります。

・経費を全く認めない
・ほとんどの経費を認める
・直接関係する経費のみ認める

経費をどこまで認められるかによって、売上の上限金額が変わります。

私の場合は、経費が全く認められません。なので、売上で130万円以内となります。

せどりやハンドメイドなど経費が多くかかる事業の場合は、経費が認められるかどうかはとても重要な話。

自分の事業にかかる経費と、所属する健康保険組合の経費への考え方を正しく把握してください。

確定申告で認められるものが全部経費になる場合もあり。(羨ましい限りです)

③扶養から外れるタイミングを確認する

扶養から外れるタイミングも確認しておくと安心です。

・3ヶ月連続で10万円を超えたらアウト
・確定申告をして、超えたらアウト
・翌年のパートナーの聞き取りのタイミングで超えていたらアウト

ここに関しては、かなり曖昧な回答が返ってくる可能性が高いです。

私も健康保険組合に確認したところ、いろいろ言われました。結論、前例がないのでわからないとのことでした。

パートなら毎月安定した給与が支払われますが、事業は月によって変動が大きいですよね。

3ヶ月連続で10万円超えたとしても、4ヶ月目は数千円の可能性だってあります。

明確な答えは貰えないかもしれませんが、温度感やニュアンスだけでも聞いておくのがおすすめです。

【扶養内フリーランス】確認する場所と連絡手段

上記に書いた3つのことを確認する際は、

  • 確認場所は健康保険組合
  • 電話で、自分で連絡する

理由は以下の通りです。

確認場所は【健康保険組合】

確認先は[健康保険組合]です。会社の総務課や人事ではありません。

ちょっとしたことなら、会社の担当者でも答えられると思います。ですが扶養内フリーランスはレアケース。前例がないことも多いです。

お手持ちの健康保険証に、組合の名前連絡先が記載しているはず。

健康保険組合のHPにも詳細がのっている場合もありますが、できれば電話で確認することをおすすめします。

なぜなら、事例が少なすぎて文章からでは読み取れない場合が多いからです。

連絡手段は【自分で、電話で】

確認するときは、パートナーを通さず自分で連絡をするようにしてください。

扶養内パートの事例は多いけど、扶養内のフリーランス(個人事業主)は情報が少ない。

前例がないことも多く、その場ですぐに答えが返ってこないこともあります。

税金のことや、扶養のことがよくわかっているパートナーさんならよいですが、大抵はよくわかっていない場合が多いはず。

細かい部分の確認が必要なので、パートナーを通してじゃなくて自分で。

匿名で連絡を入れても全然OKです。

担当者もよくわかっていないケースが多いので、ある程度知識がある状態で聞くのがおすすめです。

扶養内フリーランスにおすすめ情報

扶養内でフリーランスとして小さく始めてみたい!そんな人におすすめを紹介します。

  • オンラインで開業届
  • 小さく始めるならブログ
  • 会計ソフトは経理の相棒

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月に1,000円から始められて、青天井のブログはとっても素敵な事業のひとつだと思います。

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会計ソフトは経理の相棒

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詳しい内容は、「【個人事業主の会計ソフト】マネフォワード確定申告が、開業フリーランスにおすすめ」で解説しています。

まとめ:扶養内フリーランス最高!

扶養内フリーランスは、ちょこっとややこしいですがとてもお得な制度です。

事業が育つには時間がかかりますよね。

稼げない期間を、扶養内でお得に働く。いづれ扶養から出て働くというのが、堅実な進め方ではないでしょうか。

いつまでこの制度が続くかわかりません。小さく始めて、おうちで働く基盤を一緒に作りませんか?

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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